2011年6月25日土曜日

活動報告 渡波祭 +虫の話 

6月19日(日)


大盛況でした


昨日の18日に続き,渡波小学校へ.この日は,渡波小学校でお祭りがおこなわれた.
有名な漫画家の方々が十数名も訪れて,サイン会や交流イベントが開かれたり,自転車の抽選じゃんけん大会が開かれたり,餅つき大会がおこなわれたりと内容盛りだくさんで大いに盛り上がった.


気持ちがよい快晴 でも暑すぎ
漫画家の方
漫画家の方々は,行列を作る子供たち一人一人に話しかけなら,サインを書いていた.とても暑く,汗をかきながらも笑顔で丁寧に絵も描いていた姿がとても印象的だった.




私たちは,他の多くの炊き出しチームなどと共にフルーツポンチ屋と,子供ホットケーキ教室,足湯などで協力した.


フルーツポンチ,ホットケーキでは以前紹介した“ブレーメンのかみしばい隊”のメンバーのサイトウさんら一行と愛知県から子供相手のボランティアをしにやってきた大学生2人が協力してくれた.


フルーツポンチは,暑くなってきて体調を崩す方も出てくるかもしれないのでビタミンを取ってもらおうということで企画.前日に石巻のスーパーで材料を購入し,渡波小学校で余っていたフルーツなどと共に提供した.とても暑い日になったこともあり,作っても作ってもすぐ売り切れてしまった.


朝早くから食材の準備


フルーツポンチが無くなってしまった時点で,子供ホットケーキ教室に移行.フルーツポンチの材料と共に購入しておいたホットケーキミックスとトッピング用の液体チョコレートで子ども達に自分で食べる分を自分で作ってもらう.
避難所で集団生活をおくっていれば,自分たちで料理などをすることはまず無い.そのため,たとえホットケーキだけであっても自分で料理するということはすごく久しぶりだったはず.皆,始終笑顔でホットケーキを一緒に作っていた.


こんなに喜んでくれるとはというくらい喜んでもらえた


足湯は,め組ジャパンさんとOn the Roadさんの整体・マッサージ隊と一緒に.今回は,本格的な整体とマッサージがセットだったためお待ち頂く方が出るほどだった.やはり,避難生活で肩や腰が凝って辛い思いをされている方が多いようだ.
この日は,天気が本当に良かったため,足湯に浸かりたい方はあまりいないかなと思っていたのだが,それでも足だけでもお湯に浸かりたいと多くの方に利用して頂けた.


ご利用ありがとうございます




ここで気になったのは,ハエの多さ.
本当に気を付けないと食べ物にはすぐハエが集まってくる.渡波で生活する人に聞けば,ハエや蚊などが多くて夜はまともに寝られないほどだという.ハエは数だけではなくその大きさに驚かされる.ハエにとっては食べ物が豊富なのか丸々と肥えて黒々としている.大きい分,羽音も大きくて非常に耳障りだ.そのくせ動きは非常に素早い.素手ではまずやっつけることが出来ない.こんなのがたくさん寝るときに頭の周りを飛んでいたらイライラしてどうしようもない.


ハエ どこにでもいる


避難所になっている場所は大抵が学校や体育館.その学校や体育館には元々網戸が付いていない.そのため虫を防ごうと思えば窓やドアを閉め切らなければならないのだが,だんだん暑くなってきて,そうもいかなくなってきた.空調が効けば良いのだが効かない場所では,暑さに耐えるか虫に耐えるかという何とも耐え難い状況になってきている.これからはどんどん暑くなり,虫もどんどん増えていく.そうなってしまう前に網戸を設置するもしくは支援物資として大量の蚊帳など虫を防ぐための物を用意するなどの対策をしなくてはならない.


蚊などは,側溝が土砂で埋まっているため,各所で雨水が行き場を失い水たまりを作っておりそこが発生源になっている.ハエなどは,津波で流された海産物などが腐敗しそこが発生源になっている.どちらも泥かきを早急に終わらせなければ解決できない.しかし,泥かきのボランティアの数は全然足りていないという.少しでも多くの人に,被災地の方々の生活の現状を知ってもらい時間が空いたときに少しでも良いから協力してもらいたい.






足湯をやっていたら,突然声をかけられ誰かと思ったら先日タオルを頂いたキクチさんだった.お子さんと2人で渡波に来ていたそうで,ついでに寄ってくれた.
先日タオルを頂いたのに,この日は子ども達が喜びそうなかわいらしい折り紙と,折り紙で作ったバラのサンプルを頂いた.最初は何が入っているか分からなかったのだが,箱を開けてみたらきれいなバラが並んでいたので,なんだか感動してしまった.このバラ,見れば見るほど良くできている.是非自分でも作れるようになりたい.


harada

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