2011年6月14日火曜日

活動報告 東京外大の勉強会・みずうみ号

●5月23日の投稿で紹介した東京外大の勉強会の話の続き

場所はあるのだけど・・・

6月12日.東京外大復興支援チームのメンバーと,石巻在住のマツカワさんと専修大学で会いミーティング.
東京外大復興支援チームは,週末になるごとにメンバーの中から3〜5人程度で石巻にやってきて,ボランティア活動を行っている.マツカワさんは,石巻の小学校に通うお子さんを持つお母さん.
外大のみなさんと,マツカワさんの間にワタナベが入り,子ども向けの勉強会の計画を進めている.

外大のメンバーは,週末にしか石巻に来ることが出来ない,マツカワさんの方も忙しくしているためいつでも会えるわけではない.そのため話がなかなか進まずまだ勉強会は実現していない.
この間までは,週末ごとにマツカワさんのお宅で数人の子ども達を相手に,遊びながら,勉強も教えるというようなゆるめの勉強会を開くことを計画していたが,マツカワさんの仕事が見つかり,週末に働かなければなくなってしまったため,マツカワさんのお宅をお借りすることが出来なくなってしまった.そのため別の場所を探すことになり,勉強会の実現はさらに遅れてしまうかもしれない.
ただ,勉強は学校でしっかり教えてくれているはずなので,夏休みなど子ども達も大学生もまとまって休めるときに,しっかり開ければそれで十分かもしれない.

ミーティングをしていた場所の前に大学のラグビーコートがあり,そこで小学生のラグビー教室が開かれていた.そのラグビー教室の先生と少し話をすることが出来た.
先生によると,スポーツクラブの練習場所の確保は非常に大変だということだった.学校の校庭が避難所の駐車場などになってしまっていることが原因の一つだが,先生によると場所はそれほどないわけではないという.使わせてもらうことが出来ればそこで練習が出来るのに,使わせてもらえないような場所が案外多いようだ.
例えば,大学のグラウンド.大学のグラウンドは大学関係者以外だと使用するための手続きが非常に面倒で,使わせてもらえない場合も多いという.週末にはほとんど使用していないような場所が多く,もっと柔軟な対応が必要だと嘆いていた.
勉強会の場所探しも,苦労するかもしれない.


●5月22日の投稿で紹介したみずうみ号関係の話

みずうみ号の運転席

6月13日.ワタナベの知り合いの出版関係の方がみずうみ号に入れる本を提供してくれるということだったので,石巻市内の書店へ.
その方は,「どうせ本を買って渡すなら,石巻の書店で買った方が良い」と言い,石巻の書店で本を購入してくれた.

いくつかの店舗が流されてしまった本屋さん

こんなに大量に買うことは私の今後の人生で,まず無いだろうなと思えるほどの本を買い物かごに放り込みレジへ何往復も運んだ.子ども達が興味を持ちそうな本,人気の本,是非読んでもらいたい本などを選んだ.
購入してもらった後は本屋の駐車場で,みずうみ号へ.人気の無さそうな本や,あまりにも古い本をどけて新しい本に入れ替えた.これで,これまで以上にみずうみ号は人気になってしまうだろう.

誰もが当たり前のように子ども達が欲しい者を買い与えてしまう被災地で,貸した本が必ず返ってくるのを望むのは難しい.しかし,本を提供してくれた人たちや,みずうみ号を貸してくれた東大和市の皆さんの気持ちをしっかり伝えて,ルールを守って利用してもらい,是非一人でも多くの子に,読んでもらって楽しんでもらいたいと思う.

harada 

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