2011年5月27日金曜日

活動報告 橋浦小学校運動会へ向けて

5月24日~

橋浦小学校の運動会へ向けての話

橋浦小学校

 最近,北上川の河口付近にある橋浦小学校の運動会に向けて打ち合わせ、準備を進めている.運動会は,6月5日(土).運動会は,午前で終わるため,お昼以降のイベントをボランティアに任せてもらった.
 午後の部では,炊き出しやフリーマーケット,青空整体などいろいろな企画が現在進行中.

雄大な北上川
河口付近は大体こんな感じに
神社の鳥居も壊れていた

 現在橋浦小学校は,付近の津波の被害が大きかった2校の児童も入っているため3校合同となっている.
 生徒も3倍なら先生も3倍で,生徒も先生方もいろいろと苦労しているようだ.そんな中でも,運動会を開くのはやはり3校の連帯感を高めるため.という理由が大きいらしい.特に,親御さんたちは,居候させてもらっている身という意識が強いらしく,いろいろと遠慮されているようだ,そこで運動会を合同で開くことで生徒達,先生方,親御さん達皆ひっくるめて仲良くなろうという話らしい.

 しかし,例によって先生方も親御さん達も震災の影響で忙しく,まともに運動会の準備をすることができない.そこで,ボランティアがいろいろとお手伝いをさせてもらうことになった.
 具体的には,運動会の準備,必要物品の調達,そして,運動会は午前で終わるので,午後の部の企画,お昼の炊き出しなど.運動会には,生徒だけでも200人以上.親御さん達を含めれば1000人近くの人が訪れる可能性がある.そのため,ボランティアの規模もかなり大きくなるため,綿密な打ち合わせが必要となってくる.

 とりあえず,24日に教頭先生に挨拶に行き,必要な物などを聞き込み.その日のうちに,自衛隊の倉庫に行って物資の中から必要な物をもらって,翌日届けに行った.
 26日には,必要だというテントを探しに先日運動会でお世話になった荻浜小学校へ.荻浜小学校では,快く提供すると言ってくれた.ただ,橋浦小学校はずいぶん遠いのでもっと近くの小学校にあたってみれば良いと,小中学校のリストをもらった.結局,テントは北上中学で3ハリ貸して頂けることになった.

 これからも,運動会へ向けて準備は続く.荻浜小学校の運動会はとても良かったので,こちらも皆さんにとって良い運動会となるように,先生方の力になっていきたい.
再び自衛隊を訪れたり
ボランティアセンターの倉庫を訪れる
預かった物資を小学校に運ぶ


その他,この期間にあった話.
・小学校の給食
 橋浦小学校で,給食が余ったので頂けるということになったのだが,見てみて愕然とした.本日の給食は,コッペパンとジャムと牛乳とゼリー,以上.汁物もおかずもない.これではお腹いっぱいになれない.聞けば,給食センターも被災しているため満足な給食が出せないということだった.それにしても,何とかならないのかと思わずにはいられなかった.子ども達も大きな被害を受けている.
これじゃあ少ないよな

・タイ在住の日本人マッサージ師
 27日,南堺センターで勉強会の打ち合わせ後,表に出たらボランティア風の人に駅はどちらですかと聞かれた.聞くと,駅まで30分以上かけて歩いて行くということだったので,一緒に乗せて送ってあげることになった.
 その方は,タイ在住の日本人で,スマトラ島沖地震で津波の被害に遭い,その時日本の援助隊に助けられたそうで,今回は日本を助けに来たと言っていた.主にボランティアセンターをまわり,ボランティアに簡単な肩もみなどを1週間程度行ってきて,今日帰っていくところだった.
 車の中で,タイでの津波の被害の話も聞かせてもらったが,被害の状況としては今回の東日本大震災での被害も同じような感じらしい.特に,津波に遭った街の独特の臭いは,タイでも日本でも変わらなかったと言っていた.
また,タイの建物は日本の物より作りが簡単だからほとんどすべてが流されてしまったそうだ.さらに,トタンの家が多かったために,トタンが流れてそれが凶器となり多くの死傷者が出たと教えてくれた.
 同じようなことが,世界では起こっていた.今回も世界から助けてもらっているのだから,今度どこかで何かあれば日本が助けに行かなければ.
 駅に着いたら,お礼にと肩もみを少しやってもらうことに・・・.駅前で,人目が気になったが,すごく気持ちよかった.
タイで暮らしているイノウエさん
見守隊も続けてます

最近の活動は,このような感じ.

harada

1 件のコメント:

  1. こんにちわ
    いつもご苦労様です
    そして、ありがとうございます

    子供たちに暖かいご飯を食べてもらいたいなあと思いました
    傷ついた心は、暖かいおいしいものを食べることによって、その一瞬でもほっとするのではないかと、くいしん坊の私は考えます
    先日、私はボランテイアでいわきに行ってきました
    あそこには、こことは少し違った悲劇があります
    今回の被災はとても巨大なので、自分となんかしらのご縁でつながった小さな地域に自分のできることをするという形のお手伝いしかできないのが、歯がゆいところですが、そういう輪がどんどん広がっていけばそれなりの形を持ってくるとも信じています。
    友人で木材で燃やせるストーブを作っている人がいます、
    そういうものは必要でしょうか?
    何か、出来ることがあったらブログを通じてでも教えていただければ、私のブログで拡散します

    毎日、身体のお疲れはともかく、気苦労も絶えないことと思います、
    お身体くれぐれもご自愛なさってください

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